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道北経済レポート 令和3年2月発行

総括判断(令和2年10月から12月期)

新型コロナウイルス感染症の影響拡大により、観光が弱まっているなど、持ち直しに向けたテンポが緩やかになっている。
 
個人消費は、足下では新型コロナウイルス感染症の影響拡大により弱含んでいるものの、家電等家庭用品や飲食料品が堅調に推移しており、総じて緩やかに持ち直しの動きが続いている。一方で、雇用情勢は、引き続き弱含んでいるほか、観光は、新型コロナウイルス感染症の影響拡大により弱まっている。

項目別

1.個人消費:足下では新型コロナウイルス感染症の影響拡大により弱含んでいるものの、緩やかに持ち直しつつある。

 主要小売店売上高は、衣料品等が減少したものの、巣ごもり需要や内食需要の高まり等から家電等家庭用品及び飲食料品等が増加し、全体では前年を上回っている。
 乗用車販売は、小型車が減少したものの、昨春にみられた工場の生産停止の影響が解消されたことや新車の発売効果等から普通車及び軽自動車が増加し、全体では前年を上回っている。
 なお、主要小売店売上高、乗用車販売ともに、足下では新型コロナウイルス感染症の影響拡大による経済活動の縮小から、弱含んでいる。

2.住宅建設:一進一退の状況にある。

 管内6市(旭川市、留萌市、稚内市、士別市、名寄市、富良野市)の新設住宅着工戸数は、貸家及び分譲住宅が増加したことから前年を上回っているものの、持家が減少しているほか、新型コロナウイルス感染症の影響の長期化により、一進一退の状況にある。

3.観光:新型コロナウイルス感染症の影響拡大により、弱まっている。

 空港乗降客数(旭川空港、稚内空港)、旭山動物園入園者数、主要ホテル宿泊客数(旭川市内、層雲峡温泉)のいずれも、各種施策効果等により一旦は持ち直しの兆しがみられたものの、新型コロナウイルス感染症の影響拡大から減少しており、前年を下回っている。

4.雇用情勢:新型コロナウイルス感染症の影響により、弱含んでいる。

 有効求人倍率(常用)は、令和2年1月以降12か月連続で前年を下回っている。
 新規求人数(常用)は、新型コロナウイルス感染症の影響から「宿泊業・飲食サービス業」、「運輸業・郵便業」及び「製造業」等が減少しており、前年を下回っている。
 新規学卒者(高校)の求人倍率は、前年を上回っている。

5.公共事業:前年を下回る。

 公共事業を前払金保証請負金額でみると、第3四半期は、上川、留萌及び宗谷地域いずれも前年を下回っている。
 年度累計(第1四半期から第3四半期まで)では、前年を上回っている。

6.農業:生乳生産は前年を下回る。

 生乳生産は、上川地域は前年を上回ったものの、留萌及び宗谷地域は前年を下回っており、全体では前年を下回っている。

7.漁業:水揚金額は前年を下回る。

 水揚金額は、サケ・マス及びタラが増加したものの、ホタテ、コンブ及びイカが減少したことから、前年を下回っている。
 水揚量は、前年を下回っている。

8.金融:貸出金残高は前年を上回る。

 金融機関の貸出金残高は、事業者向けの運転資金が増加したこと等から前年を上回っている。
 金融機関の預金残高は、前年を上回っている。
 貸出約定平均金利は、過去から下落傾向で推移しており、過去最低の水準となっている。

9.企業倒産:件数は前年を下回る。

 企業倒産は、件数、負債総額ともに前年を下回っており、落ち着いている。
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