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オホーツク圏経済情勢報告 令和元年8月報告

1.概況

管内経済は、緩やかに持ち直している。
 最近のオホーツク圏における経済情勢をみると、個人消費については、衣料品は、記録的な猛暑で夏物衣料が前倒しで好調だったことにより、前年を下回っているものの、その下げ幅は縮小し、飲食料品は、大型連休中の旅行の増加や運動会の時間短縮により、食材がやや低調だったものの全体的に底堅く、生活関連品は、旅行やレジャー用品需要などにより前年を上回るほか、新車登録台数は、前年を上回っており、一部に弱さが残るものの緩やかに持ち直している基調に大きな変化はみられない。
 観光については、PR活動を継続して行ってきたことやSNSの活用の効果からオホーツク管内の知名度が上がっていることに加えて、大型連休が10連休となり、かつ、期間中は天候に恵まれたことなどから国内客を中心に多くの観光客が訪れ、空港利用者数、主要観光施設入り込み数、知床宿泊者数ともに前年を上回った。4から6月期で見ると主要観光施設入り込み数、知床宿泊者数については過去10年で最も高い水準となったなど、好調に推移しており、緩やかに回復している。
 雇用については、有効求人倍率が前年を下回るなど引き締まりつつあるが、依然として、求人と求職のミスマッチが認められる。改善している基調に変化はなく、人手不足の状況は続いている。
 このように、管内経済は、緩やかな持ち直しの基調を引き続き維持している。
 

2.項目別

個人消費・・・一部に弱さが残るものの、緩やかに持ち直している
 主要小売店売上高をみると、衣料品は、5月後半の記録的な猛暑により夏物衣料が前倒しで好調であったことにより、前年を下回っているものの、その下げ幅は縮小している。飲食料品は、大型連休中の旅行の増加や、運動会の時間短縮により食材がやや低調であったものの、全体的に底堅く前年並みとなっている。生活関連品は、大型連休の旅行需要やレジャー用品需要などにより前年を上回っている。
 新車登録台数をみると、軽自動車は前年を下回ったものの、普通車が好調であったことや、観光客用の需要などから小型車が前年を大きく上回ったため、全体的に前年を上回っている。
 全体的にみると、依然として一部に弱さが残るものの、緩やかに持ち直している基調に大きな変化は見られない。

観光・・・緩やかに回復している
 観光をみると、PR活動を継続して行ってきたことやSNSの活用の効果からオホーツク管内の知名度が上がっていることに加えて、大型連休が10連休となり、かつ、期間中は天候に恵まれたことなどから国内客を中心に多くの観光客が訪れ、空港利用者数、主要観光施設入り込み数、知床宿泊者数ともに前年を上回った。4から6月期で見ると主要観光施設入り込み数、知床宿泊者数については過去10年で最も高い水準となっている。
 具体的には、空港利用客数は、東京便や中部便を中心に総じて好調であったこと、主要観光施設入り込み数は、各施設で大型連休に合わせたイベントが盛況であったことや、施設のリニューアル効果などにより前年を大きく上回ったこと、知床宿泊者数は、大型連休期間中に満室が続くなど例年以上に活況であったほか、その後は外国人観光客が増加したことが数値を押し上げた。
 このように、管内の観光は、好調に推移しており、緩やかに回復している。

雇用・・・改善している
 雇用情勢をみると、新規求人数は、建設業、製造業、卸・小売業で増加したものの、医療、福祉や飲食店・宿泊業などで減少したことから前年を下回り、有効求人数も前年を下回った。一方、新規求職者については、在職者及び事業主都合による離職者が減少したが、自己都合による離職者が増加しており、結果として概ね前年並みとなっている。この結果、有効求人倍率は、前年を下回っているが、1倍を超えている。
 なお、職種別にみると、引き続き、事務職など一部の職種において有効求人倍率が1倍を大きく下回る一方、サービス職では低下するも2倍を超えるなど職種によって格差がある状況である。
 このように、雇用情勢は、引き締まりつつあるが、依然として、有効求人倍率は高水準にあることに加えて、求人と求職のミスマッチの状況が認められる。改善している基調に変化はなく、人手不足の状況が続いている。

住宅着工・・・前年を上回る
 管内3市(北見市・網走市・紋別市)の新設住宅着工戸数をみると、持家は前年並みであるが、貸家、分譲住宅が前年を上回ったことから、全体で前年を上回った。

公共事業・・・累計で前年を下回る
 管内における公共事業を前払金保証請負金額でみると、前年を下回る。
 ただし、足下(7月)は、前年を大きく上回っており、累計では前年並みとなっている。
 国などの発注状況や企業の声などを総合すると、公共事業は堅調である。

金融・・・預金、貸出金ともに前年を上回る
  預金をみると、前年を上回った。貸出金をみると、運転資金、設備資金及び地方公共団体向けともに前年を上回った。
 貸出約定平均金利は、引き続き前年を下回って推移している。

企業倒産・・・件数は前年を上回る
 企業倒産をみると、件数は前年を上回るが、負債総額は前年を下回った。

本ページに関するお問い合わせ先

北見出張所財務課
電話番号:0157-24-4167
FAX番号:0157-31-4744

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