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平成25年度 地域密着型金融に関するシンポジウムの開催結果について

 北海道財務局では、地域密着型金融の取組みに関する知見・ノウハウの共有化を図ること等を目的に、地域密着型金融に関するシンポジウムを開催しました。

1.開催日時・場所

平成26年3月14日(金)13:30~16:30・札幌第1合同庁舎 2階 講堂

2.参加者の概要

82名(地域金融機関、商工団体、マスコミ関係者、その他一般参加者等)

3.シンポジウムの議事概要

(1)平成25年度 地域密着型金融に関する取組みへの顕彰状授与

顕彰式 スピーチ

(顕彰事例の概要等については、こちらをクリックしてください)
【顕彰金融機関と取組事例(金融機関コード順)】
・ (株)北洋銀行
 動産管理に創意工夫を凝らしてABLの活用に取り組んだ事例
・ 北門信用金庫
 廃業支援と創業支援を複合した事業再生事例
・ 北見信用金庫
 外部専門家との連携による事業承継支援と第二創業支援

(2)基調報告

(テーマをクリックすると、当日配付した資料をご覧いただけます)

「我が国金融機関による中小企業のトップライン支援等に関する調査報告」
(株)NTTデータ経営研究所 金融コンサルティング本部
アソシエイトパートナー 大野 博堂 氏

(3)北海道外の金融機関の取組み発表

西日本シティ銀行

(テーマをクリックすると、当日配付した資料をご覧いただけます)

「西日本シティ銀行グループの国際ビジネス支援について」

(株)西日本シティ銀行  (福岡市)
代表取締役副頭取 谷川 浩道 氏

(4)北海道内の金融機関の取組み発表

帯広信用金庫

(テーマをクリックすると、当日配付した資料をご覧いただけます)

「帯広信用金庫における海外進出支援の取組みについて」

帯広信用金庫 (帯広市)
常勤理事経営企画部長 小森 正伸 氏

(5)パネルディスカッション

〇 テーマ:「中小企業の海外進出に向けて地域金融機関に求められる役割とは」
 【パネリスト(五十音順)】
  (株)北洋銀行 常務執行役員 迫田 敏高 氏
  (株)西日本シティ銀行 代表取締役副頭取 谷川 浩道 氏
  (株)きのとや 代表取締役社長 長沼 昭夫 氏
  (株)山本忠信商店 代表取締役 山本 英明 氏
 【コメンテーター】
   国立大学法人小樽商科大学大学院 教授 齋藤 一朗 氏
 【コーディネーター】
   北海道財務局金融監督官 木股 英子

〇 パネリスト・コメンテーターの主な発言内容
《企業経営者》
・ 日本では高齢化が進み、人口が減少している。人が減っていくということは、まさにマーケットが縮小していくことに繋がる。今後10年後、20年後を考えたとき、海外に出ざるを得ないのではないかという問題意識を以前から持っていた。
・ 各方面から、アジアへの進出は今がチャンスだ、こんなチャンスはないと言われる。一般論としてそれは分かっているが、具体的にどのように対応すればよいかが分からない。金融機関においては、一般的な支援ではなく、個々の企業に応じたオーダーメイドの支援をお願いしたい。
・ 中小企業が、海外への事業展開の中で実際の課題に直面すると、「人」の問題に行き着くことが多い。金融機関には、人材教育や人材発掘の面で協力頂けたら有難い。
・ 協同組織金融機関に求められる役割として、地域の中や道内のネットワークを使って、物産の情報を集めてきてくれるということは十分に価値のあること。
・ 北海道から海外へ商品を輸出するに際し、途中で取引を謝絶された場合の債権確保をしっかり検討しなければならないが、日本と海外との商習慣の違いもあって、具体的にどのような方法で債権を確保するかが大きな問題になる。金融機関においては、例えば、債権確保に資するような仕組みを、海外の銀行との提携の中で導入できるようなアプローチを検討してほしい。

《金融機関》
・ 取引先企業のみならず地元企業のトップラインをどう上げていくか、つまり、売上をどうやって増やしていくかが一番重要。売上が増加すれば、いずれ運転資金や設備資金などのファイナンスに繋がる。地域のマーケットが縮小する中、地元企業の売上を増やすため、海外への事業展開は避けて通れない重要な選択肢の一つ。
・ 中小企業の海外進出に際しては、様々な懸念事項が存在するが、様々なリスクを想定し、如何にしてリスクを最小化し管理するかが重要。個々の企業で対応できない課題は、金融機関が持つ広範なネットワークを有効活用し、専門的な知見の提供を受け対応してほしい。
・ 地域金融機関においては、取引先企業の海外進出支援を収益の柱に据えることは難しく、支援に伴う新たな資金需要への期待や、CSR(社会貢献)といった側面など、総合的な取引の中における一分野との位置づけが強い。
・ 北海道においては、海外に営業拠点を構えなくても、海外と接点を持って売上を拡大したいと思っている企業は多い。そういった企業ニーズに対し、道内の地域金融機関においては、「オール北海道」として積極的に取り組む姿勢と、北海道のブランド力を向上させる取組が重要となる。また、専門家や海外の金融機関との連携、JETROとの役割分担など、様々な工夫をしていく必要もある。

《コメンテーター》
・ 海外展開支援に際しても、地域金融機関による地場への密着がそのベースにあることはいうまでもない。地域金融機関は取引先に対する親密度が高く、そのことを強みとして日々様々な取引を展開している。海外展開支援もまたその一環であり、地場企業を世界へと導いていく役割が期待されている。
・ 地域金融機関は企業との間で円滑なコミュニケーションを図るとともに、地場企業のニーズにオーダーメイドで応えられるような人材の育成、さらには外部との連携を図りながらハイタッチな取引関係を取り結ぶことが重要なポイントとなる。

パネルディスカッション

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本ページに関するお問い合わせ先

財務省 北海道財務局 理財部
金融監督第一課
011-709-2311(内線4352、4355)