ページ本文

管内経済情勢報告(令和2年8月)

 北海道財務局では、管内の経済情勢報告(令和2年8月)を公表しました。
 報告の概要は以下のとおりです。

1.総論

 管内経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により極めて厳しい状況にあるものの、経済活動の再開に伴い、一部に下げ止まりの動きがみられる

 先行きについては、感染拡大の防止策を講じつつ、社会経済活動のレベルを段階的に引き上げていくなかで、各種政策の効果もあって、極めて厳しい状況から持ち直しに向かうことが期待される。ただし、感染症が地域経済に与える影響に十分注意する必要がある。

総括判断

項目 前回
2年4月判断
今回
2年7月判断
前回判断
との比較
総括判断の要点
総括判断 新型コロナウイルス感染症の影響により、経済活動が抑制され、足下では観光で悪化がみられるなど、極めて厳しい状況にある 新型コロナウイルス感染症の影響により極めて厳しい状況にあるものの、経済活動の再開に伴い、一部に下げ止まりの動きがみられる 下方修正
(上方修正)
個人消費は、スーパー販売で新型コロナウイルス感染症による「巣ごもり消費」から、主力の食料品が堅調に推移しており、持ち直しの動きがみられる。生産活動及び雇用情勢は、新型コロナウイルス感染症の影響により、弱い動きとなっている。観光は、新型コロナウイルス感染症の影響により悪化しているものの、足下では下げ止まりの動きがみられる。
(注)2年7月判断は、前回4月判断以降、足下(7月末)の状況までを含めた期間で判断している。

各項目の判断

項目

2年4月判断

2年7月判断

前回判断
との比較
 個人消費 新型コロナウイルス感染症の影響により、一進一退の状況にある 新型コロナウイルス感染症の影響により一部に弱さがみられるものの、足下では持ち直しの動きがみられる 上方修正
 生産活動 弱含んでいる 新型コロナウイルス感染症の影響により、弱い動きとなっている 下方修正
 設備投資 元年度は前年度を上回る見込み 2年度は前年度を下回る見込み 下方修正
 雇用情勢 改善してきたが、新型コロナウイルス感染症の影響が懸念される 新型コロナウイルス感染症の影響により、弱い動きとなっている 下方修正
 住宅建設 持ち直しに向けた動きに一服感がみられる 一進一退の状況にある 下方修正
 観光 新型コロナウイルス感染症の影響により、悪化している 新型コロナウイルス感染症の影響により悪化しているものの、足下では下げ止まりの動きがみられる 上方修正
 公共事業  前年を下回る 前年を上回る 上方修正
企業の景況感 「下降」超幅が拡大 「下降」超幅が拡大 不変
 企業収益 元年度は増益見込み 2年度は減益見込み 下方修正
 金融 貸出金残高は前年を上回る 貸出金残高は前年を上回る
 企業倒産 件数は前年を下回る 前年を下回る
 消費者物価 前年を上回る 前年を下回る

2.各論

個人消費

新型コロナウイルス感染症の影響により一部に弱さがみられるものの、足下では持ち直しの動きがみられる
  • スーパー販売は、新型コロナウイルス感染症による「巣ごもり消費」から、主力の食料品が生鮮食品や加工食品を中心に堅調に推移しており、緩やかに持ち直している。
  • コンビニエンスストア販売は、来店客数の減少による売上の落ち込みがみられるものの、足下では持ち直しつつある。
  • 乗用車販売は、新型コロナウイルス感染症の影響による先行き不安から、購入マインドの悪化がみられることに加え、工場の生産停止や減産の動きにより納車の遅れが発生していることなどから、弱含んでいる。
  • ドラッグストア販売は、外出を控える動きから、化粧品は振るわなかったものの、予防商品や飲食料品が堅調であり、前年を上回っている。
  • 百貨店販売は、新型コロナウイルス感染症の影響により売上が大幅に減少しているものの、足下では営業再開などにより、下げ止まりつつある。
  • 家電販売は、新型コロナウイルス感染症の影響による来店客数の減少から前年を下回っているものの、足下ではテレビなど高額商品の動きがみられるなど持ち直しつつある。
  • ホームセンター販売は、「巣ごもり消費」により園芸用品やDIY用品が好調であったことなどから、前年を上回っている。

生産活動

新型コロナウイルス感染症の影響により、弱い動きとなっている
  • 生産活動は、新型コロナウイルス感染症の影響により生産体制を縮小している「輸送機械」のほか、「鉄鋼業」などで減少しており、全体では弱い動きとなっている。

設備投資

2年度は前年度を下回る見込み
  • 設備投資を当局の法人企業景気予測調査(2年4月から6月期)でみると、2年度(見込み)は、全産業では前年度を下回っている。
  • 製造業では、「食料品」などで前年度を上回っているものの、「輸送用機械器具」、「金属製品」などで前年度を下回っており、全体では前年度を下回っている。
  • 非製造業では、「医療、福祉業」などで前年度を上回っているものの、「運輸業、郵便業」、「電気・ガス・水道業」などで前年度を下回っており、全体では前年度を下回っている。

雇用情勢

新型コロナウイルス感染症の影響により、弱い動きとなっている
  • 有効求人倍率は、令和2年1月以降5か月連続して前年を下回っている。なお、完全失業率は前年を下回っている。

住宅建設

一進一退の状況にある
  • 住宅建設は、持家、貸家、分譲住宅いずれも減少しており、一進一退の状況にある。

観光

新型コロナウイルス感染症の影響により悪化しているものの、足下では下げ止まりの動きがみられる
  • 観光は、新型コロナウイルス感染症の影響により、来道客数、外国人観光客ともに、前年を大幅に下回っていることから悪化しているものの、足下では下げ止まりの動きがみられる。

公共事業

前年を上回る
  • 公共事業を前払金保証請負金額でみると、第1四半期は、国が前年を下回っているものの、独立行政法人等、北海道、市町村が前年を上回っており、全体では前年を上回っている。

企業の景況感

「下降」超幅が拡大
  • 企業の景況感を当局の法人企業景気予測調査(2年4月から6月期)でみると、企業の景況判断BSIは、全産業では前四半期(2年1月から3月期)に比べ、「下降」超幅が拡大している。
    なお、先行きは、「下降」超幅が縮小する見通しとなっている。

企業収益

2年度は減益見込み
  • 企業収益(除く 「電気・ガス・水道業」、「金融業、保険業」)を当局の法人企業景気予測調査(2年4月から6月期)でみると、2年度(見込み)は、全産業では減益となっている。
  • 製造業では、「窯業・土石製品」などで増益となっているものの、「輸送用機械器具」、「情報通信機械器具」などで減益となっており、全体では減益となっている。
  • 非製造業では、「学術研究、専門・技術サービス業」などで増益となっているものの、「宿泊業、飲食サービス業」、「建設業」などで減益となっており、全体では減益となっている。

金融

貸出金残高は前年を上回る

企業倒産

前年を下回る

消費者物価

前年を下回る

本ページに関するお問い合わせ先

北海道財務局総務部経済調査課
電話番号:011-709-2311(内線4381)

PDFファイルをご覧いただくにはAdobe Reader(無償)が必要です。
ダウンロードした後インストールしてください。

Get Adobe Reader