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管内経済情勢報告(令和2年10月)

 北海道財務局では、管内の経済情勢報告(令和2年10月)を公表しました。
 報告の概要は以下のとおりです。

1.総論

 管内経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により厳しい状況にあるものの、一部に持ち直しの動きがみられる

 先行きについては、感染拡大の防止策を講じつつ、社会経済活動のレベルを引き上げていくなかで、各種政策の効果もあって、持ち直しの動きが続くことが期待される。ただし、感染症が地域経済に与える影響に十分注意する必要がある。

総括判断

項目 前回
2年7月判断
今回
2年10月判断
前回判断
との比較
総括判断の要点
総括判断 新型コロナウイルス感染症の影響により極めて厳しい状況にあるものの、経済活動の再開に伴い、一部に下げ止まりの動きがみられる 新型コロナウイルス感染症の影響により厳しい状況にあるものの、一部に持ち直しの動きがみられる 上方修正
(上方修正)
個人消費は、スーパー販売で「巣ごもり消費」から、主力の食料品が堅調に推移しており、持ち直しの動きがみられる。生産活動は、一進一退の状況にある。雇用情勢は、新型コロナウイルス感染症の影響により、弱い動きとなっている。観光は、新型コロナウイルス感染症の影響により厳しい状況にあるものの、持ち直しの動きがみられる。
(注)2年10月判断は、前回7月判断以降、10月に入ってからの足下の状況までを含めた期間で判断している。

各項目の判断

項目

2年7月判断

2年10月判断

前回判断
との比較
 個人消費 新型コロナウイルス感染症の影響により一部に弱さがみられるものの、足下では持ち直しの動きがみられる 新型コロナウイルス感染症の影響により一部に弱さがみられるものの、持ち直しの動きがみられる 不変
 生産活動 新型コロナウイルス感染症の影響により、弱い動きとなっている 一進一退の状況にある 上方修正
 設備投資 2年度は前年度を下回る見込み 2年度は前年度を下回る見込み 不変
 雇用情勢 新型コロナウイルス感染症の影響により、弱い動きとなっている 新型コロナウイルス感染症の影響により、弱い動きとなっている 不変
 住宅建設 一進一退の状況にある 一進一退の状況にある 不変
 観光 新型コロナウイルス感染症の影響により悪化しているものの、足下では下げ止まりの動きがみられる 新型コロナウイルス感染症の影響により厳しい状況にあるものの、持ち直しの動きがみられる 上方修正
 公共事業  前年を上回る 前年を下回る 下方修正
企業の景況感 「下降」超幅が拡大 「下降」超幅が縮小 不変
 企業収益 2年度は減益見込み 2年度は減益見込み 不変
 金融 貸出金残高は前年を上回る 貸出金残高は前年を上回る
 企業倒産 前年を下回る 前年を下回る
 消費者物価 前年を下回る 前年を下回る

2.各論

個人消費

新型コロナウイルス感染症の影響により一部に弱さがみられるものの、持ち直しの動きがみられる
  • スーパー販売は、「巣ごもり消費」から、主力の食料品が生鮮食品を中心に堅調に推移しており、緩やかに持ち直している。
  • コンビニエンスストア販売は、来店客数は低調であるものの、中食需要に関連する総菜や冷凍食品が好調に推移し、持ち直しつつある。
  • 乗用車販売は、納車の遅れにより前年を下回っているものの、足下では新型車効果などから下げ止まりつつある。
  • ドラッグストア販売は、予防商品が堅調であるものの、化粧品需要の減少やインバウンド消費が剥落した影響がみられるなど、一進一退の状況にある。
  • 百貨店販売は、インバウンド消費が剥落したことや催事の自粛などにより前年を下回っており、弱含んでいる。
  • 家電販売は、大型家電の動きが鈍く、前年を下回っているものの、調理家電に動きがみられるなど持ち直しつつある。
  • ホームセンター販売は、園芸用品やアウトドア用品などが好調であったことから、前年を上回っている。

生産活動

一進一退の状況にある
  • 生産活動は、「鉄鋼業」、「化学・石油石炭製品」で設備の改修や定期修理により減少しているほか、「パルプ・紙・紙加工品」などが減少しているものの、「輸送機械」などで増加しており、全体では一進一退の状況にある。

設備投資

2年度は前年度を下回る見込み
  • 設備投資を当局の法人企業景気予測調査(2年7月から9月期)でみると、2年度(見込み)は、全産業では前年度を下回っている。
  • 製造業では、「食料品」などで前年度を上回っているものの、「輸送用機械器具」、「金属製品」などで前年度を下回っており、全体では前年度を下回っている。
  • 非製造業では、「運輸業、郵便業」などで前年度を下回っているものの、「情報通信業」、「医療、福祉業」などで前年度を上回っており、全体では前年度を上回っている。

雇用情勢

新型コロナウイルス感染症の影響により、弱い動きとなっている
  • 有効求人倍率は、令和2年1月以降8か月連続して前年を下回っている。なお、完全失業率は前年を上回っている。

住宅建設

一進一退の状況にある
  • 住宅建設は、持家、貸家、分譲住宅いずれも減少しており、一進一退の状況にある。

観光

新型コロナウイルス感染症の影響により厳しい状況にあるものの、持ち直しの動きがみられる
  • 観光は、新型コロナウイルス感染症の影響により、来道客数、外国人入国者数ともに、前年を大幅に下回っていることから厳しい状況にあるものの、持ち直しの動きがみられる。

公共事業

前年を下回る
  • 公共事業を前払金保証請負金額でみると、第2四半期は、独立行政法人等、北海道が前年を上回っているものの、国、市町村が前年を下回っており、全体では前年を下回っている。

企業の景況感

「下降」超幅が縮小
  • 企業の景況感を当局の法人企業景気予測調査(2年7月から9月期)でみると、企業の景況判断BSIは、全産業では前四半期(2年4月から6月期)に比べ、「下降」超幅が縮小している。
    なお、先行きは、「下降」超幅が拡大する見通しとなっている。

企業収益

2年度は減益見込み
  • 企業収益(除く 「電気・ガス・水道業」、「金融業、保険業」)を当局の法人企業景気予測調査(2年7月から9月期)でみると、2年度(見込み)は、全産業では減益となっている。
  • 製造業では、「窯業・土石製品」などで増益となっているものの、「輸送用機械器具」、「電気機械器具」などで減益となっており、全体では減益となっている。
  • 非製造業では、「学術研究、専門・技術サービス業」などで増益となっているものの、「宿泊業、飲食サービス業」、「運輸業、郵便業」などで減益となっており、全体では減益となっている。

金融

貸出金残高は前年を上回る

企業倒産

前年を下回る

消費者物価

前年を下回る

本ページに関するお問い合わせ先

北海道財務局総務部経済調査課
電話番号:011-709-2311(内線4381)

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