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管内経済情勢報告(平成28年10月)

 北海道財務局では、管内の経済情勢報告(平成28年10月)を公表しました。
 報告の概要は以下のとおりです。

1.総論

 管内経済は、緩やかに回復しつつある。

 先行きについては、雇用 ・ 所得環境の改善が続くなかで、各種政策の効果に加え、北海道新幹線開業の効果などにより、消費が喚起され、景気が回復していくことが期待される。 ただし、海外景気の下振れなど、管内経済を下押しするリスクに留意する必要がある。 また、一連の台風等の被害が経済に与える影響に十分留意する必要がある。

総括判断

項目 前回
28年7月判断
今回
28年10月判断
前回判断
との比較
総括判断の要点
総括判断 緩やかに回復しつつある。 緩やかに回復しつつある。 不変
(不変)
生産はおおむね横ばいとなっている。個人消費は一部に弱さがみられるものの、緩やかに回復しつつある。雇用情勢は着実に改善しており、人手不足感が拡がっている。観光は一連の台風等の影響が一部に残るものの、緩やかに回復しつつある。
(注)28年10月判断は、前回7月判断以降、10月に入ってからの足下の状況までを含めた期間で判断している。

各項目の判断

項目

28年7月判断

28年10月判断

前回判断
との比較
 個人消費 一部に弱さがみられるものの、緩やかに回復しつつある。 一部に弱さがみられるものの、緩やかに回復しつつある。  不変
 生産活動 おおむね横ばいとなっている。 おおむね横ばいとなっている。 不変
 設備投資 28年度は前年度を下回る計画。 28年度は前年度を下回る見通し。  不変
 雇用情勢 着実に改善しており、人手不足感が拡がっている。 着実に改善しており、人手不足感が拡がっている。  不変
 住宅建設 緩やかに持ち直している。 緩やかに持ち直している。  不変
 観光 回復しつつある。 緩やかに回復しつつある。  下方修正
 企業収益  28年度は減益見通し。 28年度は減益見通し。  不変
公共事業 前年を上回る。 前年を上回る。  不変
 企業の景況感 「下降」超幅が縮小。 「上昇」超に転じる。  上方修正
 金融 貸出金残高は前年を上回る。 貸出金残高は前年を上回る。
 企業倒産 件数は前年を上回る。 前年を下回る。
 消費者物価 前年を下回る。 前年を下回る。

2.各論

個人消費

一部に弱さがみられるものの、緩やかに回復しつつある。
  • 百貨店・スーパー販売は、一連の台風等の影響により弱い動きがみられる一方、一部店舗で改装やセール効果がみられるなか、飲食料品が生鮮食品を中心に堅調に推移しているものの、衣料品が秋物衣料の動きが鈍く前年を下回っていることなどから、全体ではおおむね横ばいとなっている。
  • コンビニエンスストア販売は、弁当・総菜などが引き続き好調であることから、前年を上回って推移している。
  • 乗用車販売は、小型車では低調となっているものの、普通車では引き続き好調となっているほか、軽自動車では販売停止車種の再開による持ち直しの動きがみられ、全体ではおおむね横ばいとなっている。
  • 家電販売は、テレビや寒冷地対応型エアコンが順調となっているものの、パソコンなどが引き続き弱い動きとなっているほか、これまで順調であった大型白物家電のうち高単価の冷蔵庫がやや弱い動きとなっている。

生産活動

おおむね横ばいとなっている。 
  • 生産は、「食料品」が一連の台風等の影響による原材料の仕入不足に伴い弱い動きとなっているほか、「輸送機械」などが減少している。一方、「一般機械」が農業用機械の生産が好調となっているほか、「電気機械」などが増加していることから、全体ではおおむね横ばいとなっている。

設備投資

28年度は前年度を下回る見通し。
  • 設備投資を当局の法人企業景気予測調査(28年7~9月期)でみると、28年度(見通し)は、全産業では前年度を下回っている。
  • 製造業では、「鉄鋼業」などで前年度を上回っているものの、「自動車・同附属品」、「食料品」などで前年度を下回っており、全体では前年度を下回っている。
  • 非製造業では、 「金融業、保険業」などで前年度を上回っているものの、「運輸業、郵便業」、「情報通信業」などで前年度を下回っており、全体では前年度を下回っている。

雇用情勢

着実に改善しており、人手不足感が拡がっている。
  • 有効求人倍率(常用)は、平成22年2月以降、79か月連続して前年を上回って推移している。
  • 新規求人数(常用)は、「医療、福祉」、「卸売業、小売業」などで増加し、前年を上回っている。
  • 新規求職者数(常用)は、前年を下回っている。

住宅建設

緩やかに持ち直している。
  • 住宅建設は、持家、貸家、分譲住宅いずれも増加していることから、全体では緩やかに持ち直している。

観光

緩やかに回復しつつある。
  • 観光は、一連の台風等で交通網が寸断された影響などから宿泊キャンセルが多数発生し観光全体の下振れ要因となったものの、来道客数、外国人観光客はともに前年を上回っており、緩やかに回復しつつある。
  • 来道客数は、北海道新幹線の開業効果などから前年を上回っている。なお、9月は連休の日並びが前年に比べ悪く反動減がみられたとの声が聞かれた。
  • 外国人観光客は、過半を占める中国、台湾からの観光客は低調だったものの、直行便の増便などから韓国やマレーシアからの観光客は好調で、全体では前年を上回っている。

企業収益

28年度は減益見通し。
  • 企業収益(除く 「電気・ガス・水道業」、「金融業、保険業」)を当局の法人企業景気予測調査(28年7~9月期)でみると、28年度(見通し)は、全産業では減益となっている。
  • 製造業では、「食料品」などで増益となっているものの、「生産用機械器具」、「情報通信機械器具」などで減益となっており、全体では減益となっている。
  • 非製造業では、「学術研究、専門・技術サービス業」などで増益となっているものの、「運輸業、郵便業」、「情報通信業」などで減益となっており、全体では減益となっている。
  • 規模別でみると、大企業、中堅企業は減益、中小企業は増益となっている。

公共事業

前年を上回る。
  • 公共事業を前払金保証請負金額でみると、第2四半期は、市町村、独立行政法人等が前年を下回っているものの、国、北海道などが前年を上回っており、全体では前年を上回っている。

企業の景況感

「上昇」超に転じる。
  • 企業の景況感を当局の法人企業景気予測調査(28年7~9月期)でみると、企業の景況判断BSIは、全産業では前四半期(28年4~6月期)に比べ、「上昇」超に転じている。
    なお、先行きは、「上昇」超幅が縮小する見通しとなっている。

金融

貸出金残高は前年を上回る。

企業倒産

前年を下回る。

消費者物価

前年を下回る。
  

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