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管内経済情勢報告(平成29年4月)

 北海道財務局では、管内の経済情勢報告(平成29年4月)を公表しました。
 報告の概要は以下のとおりです。

1.総論

 管内経済は、緩やかに回復しつつある。

 先行きについては、雇用・所得環境の改善が続くなかで、各種政策の効果もあって、景気は緩やかに回復していくことが期待される。 ただし、海外経済の不確実性などに留意する必要がある。

総括判断

項目 前回
29年1月判断
今回
29年4月判断
前回判断
との比較
総括判断の要点
総括判断 緩やかに回復しつつある。 緩やかに回復しつつある。 不変
(不変)
生産活動は、緩やかに持ち直しつつある。個人消費は、百貨店・スーパー販売がおおむね横ばいとなっているものの、乗用車販売が持ち直しつつあるなど、緩やかに回復しつつある。雇用情勢は、着実に改善しており、人手不足感が拡がっている。観光は、緩やかに回復しつつある。
(注)29年4月判断は、前回1月判断以降、4月に入ってからの足下の状況までを含めた期間で判断している。

各項目の判断

項目

29年1月判断

29年4月判断

前回判断
との比較
 個人消費 一部に弱さがみられるものの、緩やかに回復しつつある。 一部に弱さがみられるものの、緩やかに回復しつつある。  不変
 生産活動 おおむね横ばいとなっている。 緩やかに持ち直しつつある。 上方修正
 設備投資 28年度は前年度を下回る見込み。 28年度は前年度を下回る見込み。  不変
 雇用情勢 着実に改善しており、人手不足感が拡がっている。 着実に改善しており、人手不足感が拡がっている。  不変
 住宅建設 緩やかに持ち直している。 緩やかに持ち直している。  不変
 観光 緩やかに回復しつつある。 緩やかに回復しつつある。  不変
 公共事業  前年を下回る。 前年を上回る。  上方修正
企業の景況感 「下降」超に転じる。 「下降」超幅が拡大。  不変
 企業収益 28年度は減益見込み。 28年度は減益見込み。  不変
 金融 貸出金残高は前年を上回る。 貸出金残高は前年を上回る。
 企業倒産 件数は前年を上回る。 件数は前年を上回る。
 消費者物価 前年を下回る。 前年を上回る。

2.各論

個人消費

一部に弱さがみられるものの、緩やかに回復しつつある。
  • 百貨店・スーパー販売は、飲食料品が各種イベントの効果がみられたほか、生鮮食品を中心に堅調に推移しているものの、衣料品が春物衣料の動きが鈍く前年を下回っていることなどから、全体ではおおむね横ばいとなっている。
  • コンビニエンスストア販売は、弁当・総菜などが引き続き好調であることから、前年を上回って推移している。
  • 乗用車販売は、新型車の投入効果により普通車では堅調、小型車では引き続き好調となっていることから、持ち直しつつある。
  • 家電販売は、高価格帯の白物家電にやや弱い動きが続いており、全体では前年を下回っている。

生産活動

緩やかに持ち直しつつある。 
  • 生産活動は、「金属製品」などが減少しているものの、「電気機械」が携帯電話の新モデル向け生産も加わり好調となっているほか、「鉄鋼」などが増加していることから、全体では緩やかに持ち直しつつある。

設備投資

28年度は前年度を下回る見込み。
  • 設備投資を当局の法人企業景気予測調査(29年1~3月期)でみると、28年度(見込み)は、全産業では前年度を下回っている。
  • 製造業では、「木材・木製品」などで前年度を上回っているものの、「自動車・同附属品」、「食料品」などで前年度を下回っており、全体では前年度を下回っている。
  • 非製造業では、「金融業、保険業」などで前年度を上回っているものの、「運輸業、郵便業」、「リース業」などで前年度を下回っており、全体では前年度を下回っている。

雇用情勢

着実に改善しており、人手不足感が拡がっている。
  • 有効求人倍率は平成22年2月以降、85か月連続して前年を上回って推移している。なお、完全失業率は、前年を下回っている。
  • 現金給与総額は、前年を上回っている。定期給与は、雇用者に占める一般労働者の比率が前年に比べて高くなっていることなどを要因として、前年を上回っている。なお、一般労働者・パートタイム労働者別にみた定期給与は、それぞれ前年を上回っている。

住宅建設

緩やかに持ち直している。
  • 住宅建設は、持家、貸家、分譲住宅いずれも増加していることから、全体では緩やかに持ち直している。

観光

緩やかに回復しつつある。
  • 観光は、来道客数、外国人観光客がともに前年を上回っていることから、緩やかに回復しつつある。
  • 来道客数は、さっぽろ雪まつりや冬季アジア札幌大会などのイベントが道外からの集客に貢献し、前年を上回っている。
  • 外国人観光客は、直行便の増便などから、韓国や中国からの観光客を中心に前年を上回っている。

公共事業

前年を上回る。
  • 公共事業を前払金保証請負金額でみると、第4四半期は、国、北海道、市町村、独立行政法人等ともに前年を上回っている。年度累計でも、前年を上回っている。

企業の景況感

「下降」超幅が拡大。
  • 企業の景況感を当局の法人企業景気予測調査(29年1~3月期)でみると、企業の景況判断BSIは、全産業では前四半期(28年10~12月期)に比べ、「下降」超幅が拡大している。
    なお、先行きは、「上昇」超に転じる見通しとなっている。

企業収益

28年度は減益見込み。
  • 企業収益(除く 「電気・ガス・水道業」、「金融業、保険業」)を当局の法人企業景気予測調査(29年1~3月期)でみると、28年度(見込み)は、全産業では減益となっている。
  • 製造業では、「生産用機械器具」などで減益となっているものの、「食料品」、「化学工業」などで増益となっており、全体では増益となっている。
  • 非製造業では、「娯楽業」などで増益となっているものの、「運輸業、郵便業」、「情報通信業」などで減益となっており、全体では減益となっている。
  • 規模別でみると、大企業は減益、中堅企業、中小企業は増益となっている。

金融

貸出金残高は前年を上回る。

企業倒産

件数は前年を上回る。

消費者物価

前年を上回る。
  

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