ページ本文

管内経済情勢報告(平成29年8月)

 北海道財務局では、管内の経済情勢報告(平成29年8月)を公表しました。
 報告の概要は以下のとおりです。

1.総論

 管内経済は、回復しつつある。

 先行きについては、雇用・所得環境の改善が続くなかで、各種政策の効果もあって、景気は回復していくことが期待される。 ただし、海外経済の不確実性などに留意する必要がある。

総括判断

項目 前回
29年4月判断
今回
29年7月判断
前回判断
との比較
総括判断の要点
総括判断 緩やかに回復しつつある。 回復しつつある。 上方修正
(上方修正)
個人消費は、百貨店・スーパー販売が緩やかに持ち直しつつあるなど、回復しつつある。生産活動は、持ち直しつつある。雇用情勢は、着実に改善しており、人手不足感が拡がっている。観光は、回復しつつある。
(注)29年7月判断は、前回4月判断以降、足下(7月末)の状況までを含めた期間で判断している。

各項目の判断

項目

29年4月判断

29年7月判断

前回判断
との比較
 個人消費 一部に弱さがみられるものの、緩やかに回復しつつある。 回復しつつある。 上方修正
 生産活動 緩やかに持ち直しつつある。 持ち直しつつある。 上方修正
 設備投資 28年度は前年度を下回る見込み。 29年度は前年度を上回る見通し。 上方修正
 雇用情勢 着実に改善しており、人手不足感が拡がっている。 着実に改善しており、人手不足感が拡がっている。 不変
 住宅建設 緩やかに持ち直している。 緩やかに持ち直している。 不変
 観光 緩やかに回復しつつある。 回復しつつある。 上方修正
 公共事業  前年を上回る。 前年を上回る。 不変
企業の景況感 「下降」超幅が拡大。 「下降」超幅が縮小。 不変
 企業収益 28年度は減益見込み。 29年度は減益見通し。 不変
 金融 貸出金残高は前年を上回る。 貸出金残高は前年を上回る。
 企業倒産 件数は前年を上回る。 件数は前年を上回る。
 消費者物価 前年を上回る。 前年を上回る。

2.各論

個人消費

回復しつつある。
  • 百貨店・スーパー販売は、衣料品が夏物衣料の動きが鈍く前年を下回っているものの、飲食料品が堅調に推移しているほかインバウンドを背景とした化粧品が好調であることなどから、全体では緩やかに持ち直しつつある。
  • コンビニエンスストア販売は、弁当・総菜などが引き続き好調であることから、前年を上回って推移している。
  • 乗用車販売は、新型車の投入効果により普通車、小型車ともに好調となっており、軽自動車の売上げも好転していることから、緩やかに持ち直している。
  • 家電販売は、これまで低調であったパソコンが買い替え需要により好転したほか、4Kテレビやエアコンなどが順調となっており、前年を上回っている。

生産活動

持ち直しつつある。 
  • 生産活動は、「パルプ・紙・紙加工品」などが減少しているものの、「一般機械」では農業用機械の生産が好調となっているほか、「食料品」などが増加していることから、全体では持ち直しつつある。

設備投資

29年度は前年度を上回る見通し。
  • 設備投資を当局の法人企業景気予測調査(29年4~6月期)でみると、29年度(見通し)は、全産業では前年度を上回っている。
  • 製造業では、「その他の輸送用機械器具」などで前年度を下回っているものの、「自動車・同附属品」、「食料品」などで前年度を上回っており、全体では前年度を上回っている。
  • 非製造業では、「卸売業」などで前年度を下回っているものの、「運輸業、郵便業」、「リース業」などで前年度を上回っており、全体では前年度を上回っている。

雇用情勢

着実に改善しており、人手不足感が拡がっている。
  • 有効求人倍率は、平成22年2月以降88か月連続して前年を上回って推移している。なお、完全失業率は、前年と同率となっている。
  • 現金給与総額は、前年を上回っている。定期給与は、雇用者に占める一般労働者の比率が前年に比べて高くなっていることなどを要因として、前年を上回っている。なお、一般労働者・パートタイム労働者別にみた定期給与は、それぞれ前年を上回っている。

住宅建設

緩やかに持ち直している。
  • 住宅建設は、持家、貸家、分譲住宅いずれも増加していることから、全体では緩やかに持ち直している。

観光

回復しつつある。
  • 観光は、来道客数が前年を上回り、また外国人観光客が前年を大幅に上回っていることから、回復しつつある。
  • 来道客数は、5月の連休が順調な動きとなったほか、札幌市内における国際会議の開催などが道外からの集客に貢献し、前年を上回っている。
  • 外国人観光客は、直行便の増便などから、韓国からの観光客を中心に前年を大幅に上回っている。

公共事業

前年を上回る。
  • 公共事業を前払金保証請負金額でみると、第1四半期は、北海道が前年を下回っているものの、国、市町村、独立行政法人等が前年を上回っており、全体では前年を上回っている。

企業の景況感

「下降」超幅が縮小。
  • 企業の景況感を当局の法人企業景気予測調査(29年4~6月期)でみると、企業の景況判断BSIは、全産業では前四半期(29年1~3月期)に比べ、「下降」超幅が縮小している。
    なお、先行きは、「上昇」超に転じる見通しとなっている。

企業収益

29年度は減益見通し。
  • 企業収益(除く 「電気・ガス・水道業」、「金融業、保険業」)を当局の法人企業景気予測調査(29年4~6月期)でみると、29年度(見通し)は、全産業では減益となっている。
  • 製造業では、「その他の輸送用機械器具」などで増益となっているものの、「自動車・同附属品」、「化学工業」などで減益となっており、全体では減益となっている。
  • 非製造業では、「小売業」などで増益となっているものの、「建設業」、「情報通信業」などで減益となっており、全体では減益となっている。
  • 規模別でみると、大企業、中堅企業は減益、中小企業は増益となっている。

金融

貸出金残高は前年を上回る。

企業倒産

件数は前年を上回る。

消費者物価

前年を上回る。
  

PDFファイルをご覧いただくにはAdobe Reader(無償)が必要です。
ダウンロードした後インストールしてください。

Get Adobe Reader